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火星、金星、そして太陽系の全ての惑星は不毛の星ではなかった。
まだ文明の未熟な地球に配慮した、
他の惑星の住人が取ったカモフラージュにすぎなかった。

2030年──『開放元年』。
この宇宙の密約が解けると、あらゆる星から宇宙人が大挙して地球を訪れた。

地球連合は、異世界文明との急速な接触による混乱を避けるため、宇宙人が来訪する地域を限定する。
それが『出島』である。

日本国沖縄南方の洋上に浮かぶ人工島『出島』は、
面積200平方キロメートル、人口十万人を抱える
地球唯一の宇宙貿易港となった。

南北にのびるハイウェイだけが大陸へと続き、北は沖縄へ、南は台湾へ。
そして異星人の宇宙船は『出島』以外の寄港は禁じられている。
かくして『出島』はかつての長崎のそれのように、一大交易場と化したのである。

急激に繁栄進化する『出島』の治安を守るため3つの警察組織が配備された。
1つは地球連合(E.A.F)が組織した『出島警察』
1つは宇宙連盟の運営する『連盟警察』
そして最後に
宇宙人と地球人との混成チームで編成されたのが
『新撰組』──『ガンドラゴン』である。